毒親育ちが毒親化しないための自制ブログ

毎日ギリギリの育児です。タイトル通り。

実家の毒親①

 きっと自分より酷い目に合ってる人はいる。
 多かれ少なかれ「家族」とはこんなもの。
 これくらいで助けを求めてられない。

 小さな頃からこんなこと考えてましたね。実家は農家で、ギャンブル依存症の父親(小金が出来たらパチスロへGO)と、ヒステリー鬱&アルコール依存症の母(よく失禁します)。脳卒中で寝たきり祖父と嫁いびり大好き祖母、三姉妹の上は私の10上、下は5つ下です。

 ま・と・も・で・な・い!!

 ご飯は農家だからこそカビの生えた古古米、井戸水灯油でたく風呂、トイレは庭のボッチャン(笑)。
 昭和も末には水洗トイレが主流だと思ったんですけどね?実家は絵に書いたような貧困家庭でした。

 貧乏が悪い

 もうこの一言に付きます。お金があれば、父もギャンブルで一発当てようとはしなかっただろうし、母も心が壊れるまで追い詰められる前に逃げられたでしょう。姉は家族が見てられなくて、高校から寮暮らし。私は二十年弱を実家で暮らしてました。妹も同じ。しかも住んでるのは過疎化の進む村。アカン家族に関わろうとする人はいません。村八分(笑)。

貧乏生活ならではあるあるをここで公開

一、訪問客、電話応対は子どもの仕事(だって借金取りの催促だからね!)
ニ、風呂は1週間に1回(小さい頃は母が姑のいびりで風呂に入れなかったので2週間に1回)
三、ご飯は一週間同じものを、多少饐えていても変色してなければ食べる(それ以外は砂糖舐める)
四、どんなに嫌でも親と同じ部屋で就寝(布団、暖房がない)

 ざっとこんな生活。いやぁ、小さい頃は世界が狭いのでそれが普通だったんです。
 それで形成された毒親の行動は……

 ・仕事を理由に目の届かない場所に小さい子ども放置。
 ・ご飯はあったりなかったり。
 ・衛生環境はすこぶる悪い(服は洗わない。風呂なし。汚部屋で寝てると虫が肌を這う。布団は母親の尿でビチョビチョ)。
 ・姉妹で掃除洗濯しようとすると怒られる。
 ・夫婦喧嘩は毎日。週一で家財の破損と流血。
 ・小学校&幼稚園に行かせて貰えないこともしばしば。
 ・寝る前には母親から姑と父親への呪詛を聞かされる。
 ・年に数回心中未遂。
 ・母親の失禁の後始末を子どもにさせる。
 ・母親は子どもが言うことを聞かないとすぐ家財破壊&ヒステリー。
 ・父親は母親が寝静まった頃に帰宅。子には関わらない。
 ・たまに酔って帰ってくる父親は、第二次性徴を迎えた娘の胸を揉む。


 今ざっと思い出しただけでもこんなことしてましたね。両親は。父親は影薄いけどこれネグレクト?性的虐待??まぁ行政にヘルプした所で親戚に一時預けたりとか注意するくらいで見えない所でもっと酷くなるんでしょうね。こんな親でも親は親。と関わってしまってたのは

「生まれてきてくれてありがとう。あんたたちは大好きな父さんそっくりよ」

 と素面の母が口癖のように言ってたからですね。なんて素敵な言葉!やっぱり母さんは私達が大切なんだ!と刷り込まれた言葉でした。

 きっと貧乏だから行き届かない所はあっても、大事な我が子に愛情はいっぱい注いでくれたんでしょうね。子育て頑張ってたんでしょうね。けれど私は辛かった。シンプルに辛く悲しく時に憎悪し、

 あなたたちのようにはならない

 この思いだけが、最終的に強くなっていったのです。