第二子を妊娠する直前までの話といいながらちょっと前後する話その5です。タイトル通り。今でこそ穏やかな日が続いてますが管理人にとって本当に余裕のない日々を育児日記から抜粋して残します。
その目は見覚えがある
ある時「お外に行くのとブロックするのとどっちがいいか」をちびに尋ねました。まだ話せないので、希望の方に手を挙げて知らせてもらってました。正直疲れてたので、家で過ごしてほしいなぁと思いながら
「お外がいい人ー?」しーん
あれ?
「ブロックする人ー?」「はーい!」
いつもなら迷わずお外に行くのに、室内遊びを選択しました。屋内遊戯施設に行っても、いつも同年代の子に突撃しては泣かし泣かされ管理人に怒られてたのに、誰とも遊ばず一人で遊び始めたのです。
そこでやっと気づきました。ちびは親の顔色を窺っていたのです。管理人が嫌だなぁと少しでも感じた方を選ばなくなってました。
あの、管理人を見る目は、幼い頃の自分と同じ目でした。
いい子にするから
ワガママ言わないから
ちゃんとするから
嫌わないで、こっちを見て、褒めてほしい
3歳にも満たない子どもが「空気読まざるを得なく」したのは管理人です。そりゃヒステリー起こされたら悲しいし、怖いと思います。管理人が自分を立て直したのは遅かったのです。
いつからだった?ちびは笑ってた?泣き顔ばかりだった??
携帯のフォルダを見て、ここ一年のちびの笑顔が確かにあったことに安堵し、そして愕然としました。
覚えてない
いつから走れるようになった?いつから言ったことできるようになった?絵を描けるようになったのはいつ?
慌てて育児日記をみて、歯が生えた日や走り出した日を探しました。確かに書いていた。けれど、思い出せないのです。その時自分がどう思ってどうアクションを起こしたか。自分のことに精一杯?言い訳です。子どもの貴重な成長を覚えていない。思い出せないのは怖いです。もしかしたら暴力を振るっているかも知れない。酷い暴言を吐いたかも知れない。ちびがこうなってしまったのは本当に最近か?もっと前にSOS出してなかったか?
仕出かしてしまったことの大きさに慄きました。自我の形成期になんてことを……!
謝ったってなかったことにならない。自分の行いを悔いても遅いから「後悔」。これまでの人生でトップ3に入る愚行でした。
今は兎に角どんなワガママ言っても母親の意向に沿わずとも良い事を、どんなちびだって大好きなことを感じさせないと!!
毎日毎日今でも何度だって言います。
「パパとママはちび(とチビ子)が大好きよ」
「宝物よ」
「ちびがいて幸せよ」
「大切よ」
3歳過ぎてやっと、「えーやだー」「〇〇したい」「〇〇がいい」と意思表示してくれるようになりました。未だに幼稚園では消極的で大人しい子になってしまうようですが、少なくとも家では暴君してます(笑)
3歳半検診で発語の遅れを相談し、その3ヶ月後にはいきなり沢山話すようになり……、なんとか幼稚園でも意思疎通できるようになりました。まだまだ発音怪しいですが……。
第二子妊娠直前といいつつもうこの頃にはすぽぽん産んでます。どうしてもちびはちびで書きたくて。明るくて元気で内弁慶になってしまってやせっぽちのちび。きっとまだ根っこに管理人のヒステリーが刻まれていることでしょう。毒親だったんです。「両親みたくならない」と、どんなに決意しても簡単にそれは崩れました。それに気づけたのは幸運でした。これからまた毒親化しないように、一層「自分を律す」ことが必要です。またいつ子どもに恐怖を与えるか、自分を信じられません。罪悪感もありますが、それは消しても消えてもいいものではないです。最低限、ちびが健やかに育って親元を離れるまで、ずっと見守ろうと思っています。
毒親を憎んでさえいた管理人が、簡単に毒親となっていたーーこれを書くことでもしかしたら結婚や子育てに不安を感じている人もいらっしゃるかもしれません。管理人の意思の弱さや環境が招いたことです。もし気の置けない友人の一人二人いたならまた違っていたかもしれません(なにせ管理人クズいので友人いません)。
けれど、こんな管理人でも今は穏やかになることもあります。しっかり確かに気を持って!負けないで!子ども自身をよく見て!これからも自身と戦って、毒親化しないように管理人も頑張ります。これを読んでる今辛い方へ。応援してます!
了