毒親育ちが毒親化しないための自制ブログ

毎日ギリギリの育児です。タイトル通り。

毒親育ちが二人目を育てる話①

 このお話もタイトル通り。第二子の妊娠出産アレヤコレヤについてまとめておきます。


 このままじゃ無理


 旦那様からちびが一歳半過ぎたあたりで第二子の打診をされました。その頃の管理人の気持ちとしては、

 いやいや無理やろ?アカンやろ?一人でもこんな大変なのに二人目?そっちは撒くだけでいいけどこっちは産んで育てるんだぞ??

 引っ越しもあり、余裕もなく。ちびの健康も気になって大変なのに、二人目を考える余裕も勿論なく、笑って「んー、そのうちね」とスルーしてました。

 管理人は子どもは一人でもいいと考えてましたし、むしろ二人目の余裕が精神的にも金銭的にもなくて、この人は現状が見えてないのだなとしみじみ思い知りました。

 毎日毎日ギリギリの中で毒親化しつつちびに怒鳴ることの多かった中、夏風邪が長引くことに違和感を覚えました。体調悪い、片道3キロ歩かなければちびを遊ばすこともできない、毎日体力限界……イライラも収まらず、ご飯も食べられず、眠ることもできず……、ふと、月のものが遅れてることに気づきました。

 ちびの時に全く意識してなかったので、次があるなら早めに検査しようと思ってまして、まさか、そんな……とドキドキしながらお手洗いに向かいました。

 結果は陽性。
 純粋に嬉しかった。授かりものですし、不安要素は多々あるものの、そのリスクがあっても絶対産んだら幸せだと考えました。旦那様も喜んでくれて、最近の不調が妊娠によるものだとわかりました。

 わかってから、産院探しが始まりました。なんとか2、3ヶ月経つ前に探しださなければなりません。譲れない条件は以下の通りです。

 ・上の子が一緒に検診行ってもいいところ
 ・出産まで面倒みてくれるところ
 ・通えるところ
 ・土曜日にも行けるところ

 一番近くの徒歩20分の産婦人科は、数年前に婦人科になったらしく、電話でお断りされました。6週めくらいまでに見つけたのは、電車と徒歩で50分位の大きな病院でした。小児科も併設されており、多くの人が通って混んでました。

 電話して、上の子も一緒で大丈夫か聞いたところ、診察台の横で待つのは大丈夫だということで連れて行きました。ですが……。

 まず受付での対応。きちんと電話したのに

 「上のお子さん?連れて来たんですかぁ……」

 とわざわざ言われ、最初の問診の際、上の子の妊娠期間について41週過ぎたこと(41週と3日)を伝えたら

 「は?今の病院はどこも正産期で産むようにしてるんですよ?母子手帳は?ないの?」

 信じてもらえず、上の子の母子手帳が必要なんて知らず、最初から何故か上から説教されるように問診を受けました。

 曰く、

 上の子を長時間の診察(待ち時間含む)に付き合わせるのは非常識。
 預かって貰えない、協力してくれる親族がいないのはおかしい。
 母子手帳は肌見放さず持っておくべき。
 親なのにその格好(Tシャツスカート)はどうなのか。

 電話で確認とった時にいいと言われたし親族にわざわざ県外から来てもらうのも難しいし、母子手帳は確かにこちらが悪いけど持ち物確認した時に何も言われなかったし格好は診察しやすいようにしたんですが??

 悲しくて悔しくてイライラして、あれなんでこんな説教されることなん??とどうしてもこちらに非があるとは思えませんでした。妊娠期って、感情の起伏が大きくなりがちで、ちょっとしたことでも引っかかりやすいのです。

 けれど、ここしか今の所候補はない。ちょっと我慢すればーー。

 一人目の時も入院時にアレコレあったので、不信感しか芽生えずとも、まぁたかが1年の辛抱よ、と言いたいこと飲み込んで頭を下げました。

 2回目の診察の時のことです。この日もどうしても預け先が見つからず、病院に電話して説明してから行きました。そこで母子手帳発行のお話を聞いていた時に、膝上に座っていたちびが、机の上のディズニー人気キャラクターに手を伸ばして触れました。

 テシン!

 目の前で、ちびの手を叩かれました。軽く、ではあったものの、それがショックすぎて。

 「あぁーすみません。触ってしまって。ちび、ちゃんとここにお手々ね?」

 眉を下げ、申し訳無さそうな顔を作りつつも内心滅茶苦茶でした。頭下げて謝っても、あちらからは

 「いえ、それで予定日がーー」

 話を戻され、子の手を叩いたことに何も触れず……。話の内容ほとんど入ってきませんでした。

 は?
 はぁぁあ??!

 子どもの手ぇ叩くか普通?!私がおかしいんか?!看護師が!!軽くとはいえ叩いておいて「すみません」もなしか!あ?私物なんか?不特定多数のいる中で職場に私物持ち込んでんか?!仮に触られたくない物なら物の方移動させろや叩くな!!

 顔は微笑みつつ信じられない気持ちで一杯で。病院出た後、手は怒りで震えてました。爪がくい込み血が出てましたが、それよりもちびが心配で。

 「ちび、手、大丈夫か?怖かったな」

 こくん。

 まだ話せなかったちびは頷くだけでしたが、怯えはないか、気にしてないか、じっと見ました。おやつを食べたら元気にはしゃぎ始めましたが、それまでちょっと元気なかったのでやはり少しは落ち込んだんだなとわかりました。


 ……1年、無理だ。


 この病院に通う気持ちが全くなくなったのです。本当に無理!

 旦那様に管理人の感性がおかしいのか、それとも病院側の対応がおかしいのか聞いたところ、味方をしてくれたので病院を変えることを決意しました。例え病院側が正しい反応だとしても、ちびに小さくとも害がある所であると思ったのです。今も思い出してはモヤモヤする出来事でした。幸いにもまだ母子手帳発行前、入院予定も組んでいなかったので、別の病院を探しました。大変失礼な対応とわかりつつも、病院側に「都合で病院変えます」とも連絡入れずに、それから一度も行っていません。関わりたくなかったんです。

 続きます。