毒親育ちが毒親化しないための自制ブログ

毎日ギリギリの育児です。タイトル通り。

実家に帰らないつもりでした

今週のお題「わたしの実家」

 コロナ流行してますし、実家は隙間風ビュウビュウ入ってきて外と変わらぬ室温ですし、何よりいい思い出ないので帰省する気はありませんでした。盆も正月も義実家関連は毎年挨拶してますが、実家には電話もたまにしかしません。
 しかしこの正月は、旦那様の御祖母様に挨拶をしたあと、少しばかり近くを通ったので連絡もせずに行きました。
 現在、実家に残っているのは祖母父姉のみです。姉とはたまに連絡をとっているので実家に行っても特に顔を合わせることなくいました。祖母と父には会いましたが。相変わらずなのかと思っていましたが、少しばかり丸く、小さく、弱くなった気がしました。
 祖母は痴呆が進み、何度も何度も同じ話をしていました。父は、随分と細くなった腕で飲み物を準備してくれました。母を殴った手は、あんなに怖かったのに。もうその拳では私は傷つけられないと感じるほどには弱ってました。
 なんとも間の保たない会話を少しばかり続けて、突然寄ったのを理由に30分で切り上げました。そろそろ財産放棄や土地の返還について調べないとなーと思いながら。
 無関心でいた現在の実家の様子を見て、全体的に物寂しさのようなものを感じました。手入れできない庭には雑草と枯れ枝。風除けのための杉の茶色の葉が沢山落ちていて。使わない部屋は床が腐り斜めになり、屋根も所々穴が空いていて。池には泥と藻とゴミが浮かんでいて。それらの上に薄っすらと雪が白く隠してくれてる実家。きっと、こうやって寒村の一軒家は死んでゆくのでしょう。手前勝手ですが、あと5〜10年は保ってくれるといいなぁと思いました。だって手続き面倒なんですもの。