毒親育ちが毒親化しないための自制ブログ

毎日ギリギリの育児です。タイトル通り。

新米ママが毒親になった話①

 こちらは管理人が第一子を出産し、第二子を妊娠する直前までの話です。タイトル通り。今でこそ穏やかな日が続いてますが管理人にとって本当に余裕のない日々を育児日記から抜粋して残します。


 はじめまして。赤ちゃん。


 出産は産院で陣痛促進剤投与の上で産みました。朝方、まだ外が暗い中、看護師さん一人が取り上げてくれました。
 嬉しくて嬉しくて、涙が出ました。初乳を与え、そのまま寝てしまったちびは、本当に小さくて。2700g程度しかなく。ちんまいお手手でギュッと管理人の服を掴んでました。
 旦那様も喜んでくれて、産んだことで興奮して眠れませんでした。
 母子別室の産院でしたので、触れ合えるのは授乳の時間帯だけ。初めての授乳は方法を教えてもらいましたが、オムツ替えと体重測定の方法は教えてもらえず、三日くらい間違ったやり方で測定してました。マジで聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。

 ちょいちょい大事なことの伝達ミスが起きつつも、なんとか退院し、自宅へみんなで帰りました。洗濯物も掃除もやりっ放し。管理人が入院した時のままでしたw
 義母がレトルト類を買い溜めてくださったので、有り難く活用しながら退院直後から家事育児スタートしました。
 既に実母はなく(いても求めませんが)、退院後のサポートは義母が申し出てくださいましたが断ってしまいました。3回しか会ったことがなくまだ距離感が掴めなかったんです。伯母が行こうかと父親から聞かされましたが、こちらもあまり交流のない人でしたので断りました。つまり、初育児をなんのサポートなくこなす事になったんです。

 な、なんとかなる!なんとかする!!旦那様もいるし。

 その期待は持ってはいけないものでしたね。

 まずミスは沐浴。温度に注意はしてたものの、室温が低かったのかすぐに冷め、ちびはガタガタ震えながら泣きました。すぐに着替えさせ抱きしめ暖房直下の場所で温めましたが、こちらも怖かったです。

 検温や便の色の管理、知らないわからないことだらけでした。ちびはほぼベビーベッド(という名の座布団)で寝てるか抱っこで授乳してるかの日々でした。たった一週間で夜あまりの眠れなさに

 「もう!何が嫌なの!!」

 と大声を出しました。というのも、あの頃は旦那様も仕事でいっぱいいっぱいで、家事は全て管理人の領分だったのです(今もですが)。

 それまでなら簡単に出来てた家事がいきなり難易度が上がったように思えました。元々苦手だった整理整頓が更に出来ず、床にオムツ直置きしたり、テーブルにハサミ出しっぱなしだったり……。週休二日の旦那様は、平日は帰って食べてゲーム。休日は食事とトイレ以外の時間はほぼゲームでした。きっとストレスが溜まっていたのでしょう。ですが、ちびのいる暮らしを始めて一ヶ月くらいは耐えられても、段々と何も変わらない旦那様にイライラし始めました。

 「うわきったな」

 この言葉は、ちび生後2ヶ月くらいにキッチンの棚を見て言われました。確かに出汁やコンソメ、スプーン等がグチャグチャでした。そういうなら貴方が整理してくれやと思いつつも、上手く家事育児がこなせない自分が情けなくて。「はっはー、ごめんねぇー!」と殊更明るく茶化したことを覚えてます。

 イライラ、ムカムカ、鬱々しながらちびを育児してると、ミスが増えていきました。オムツ替えが遅くてお尻が荒れたり、抱っこに慣れず(それまでと幅が変わるので)、ちびの頭を浴室扉付近の壁の角にぶつけてしまったこともありました。赤ちゃんの頭って元からボコボコしていて、どこが盛り上がってどこが凹んでるのか、打ったところは元はどんな凹凸だったかわからずひたすら不安でした。

 自分のせいで障害が残ったら……
 もし、これが原因で死んでしまったら……

 怖くて、でも病院に行ってまたメタメタにボロクソ言われるのも嫌で。旦那様に相談しても「大丈夫でない?」としか返ってこず、元から無かった睡眠時間を更に削って、呼吸してるか、変化はないかを観察する日々。
 初めての予防接種の翌日、40度の熱が出て、受けた病院は土曜のためやっておらず、保冷剤当ててぐったりしたちびを熱が下がるまでずっと抱っこしながら震えてました。

 初めてだらけ。ネットで調べては不安になり。具合の悪い赤ちゃんを診てもらうには、

 ・3時間毎の検温表
 ・食べたもの、授乳量
 ・オシッコ、便の回数、様子

 こういったことを全て記して持っていかないといけないなんて、本当に知らなくて(夜熱が何度出た、だけではダメ)。

 ダメな母親でごめん。そう思いながら、それでも体重身長ともにすくすく育ってくれたちびの寝顔に癒やされる日々を半年過ごしました。
 ここまでは、最初に大声を出してしまった事以外、なんとかギリギリ理性を保ち、ちびの笑顔を携帯に収めてました。一ヶ月に一度は旦那様も散歩に付き合ってくれて、有り難かったです。

 ですが、丁度離乳食が始まる辺りで長い長い持久戦が始まったのです。管理人が壊れるか、ちびが成長するかの長い戦いが。

 続きます。